裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

自給自足生活の、思い出…

、起きると、井戸から、つるべで水を汲む。
それを、台所の瓶(かめ)に運ぶ。


竃(くど)に火を入れ、を炊く。


囲炉裏で、消し壺から消し炭を取りだし、火をおこす。
に、餌をくれる。


祖母は、七輪で、魚を焼いたり、味噌汁を作っていたのだろう。
同居していたは、何をしていたのか…


納豆をかき混ぜ、朝食の準備をする。


これを、小学生が、やっていた。


勉強しろと、言われたことは、なかった。
家事は、嫌ではなかった。


当時、何を食べていたのか、思い出そうとするが、記憶が定かでない。
納豆、塩引き、卵焼き、祖父が獲る魚のつみれ…
買い物は、醤油の一升瓶の中身だけ。
常に、腹を空かしていたことだけは、憶えている…


我々の食事が終わると、飼い犬に、残飯を持って行く。
ペコと言った。腹ぺこのペコか…


正月の餅だけは、いっぱい食べろと言われた。


そんな、で、目覚めた。

朝・昼食

札幌〇番味噌ラーメン。定番である。ニンジン、タマネギ、長ネギ
リンゴ。


天気がよいので、焚き火。落ち枝は、切りが無いが、地道に続けることだろう。


これが、暴れている常緑樹、ツタと笹とを、切り分けねばならない。

これは、春蘭(しゅんらん)、花が、楽しみ。


夕食

おでんの続き。たまご、だいこん、ニンジン、たけのこ、昆布

納豆もち


昔の、正月の、味である。うまい。

タイマグラの、マサヨ婆さんのようには、いかないが…

裏磐梯の森は、麓が晴れていても、中腹は霧雨が多い。
晴れ間を見て、外仕事をする。まあ、立木の伐採と、焚き火程度である。


その合間に、鳥の声を聴きながら、や、山菜や、木の芽を探す。


我が山荘の、この場所にだけ、咲いている。

これも、同じ。これから、殖えそうではある。

マンサクでは、ないのか。だとすれば、うれしい。毎日、観ている。

画像が良くないが、おそらく、山椒
わが山荘から、10M。

シャクの若芽であろう。食用である。
ただし、毒ニンジンという、日本では、北海道にある植物と似ている。慎重に、対処する。
毒ニンジンは、ソクラテスの、処刑に使われたと、言われている。

朝・昼食

炒飯、牛挽肉、しらす、ネギ、卵、いずれも、冷蔵庫にあったもの。
アンズの紫蘇巻き。これは、紅しょうがのかわり。
いつもながらの、中弱火。パラパラに仕上げる。南部鉄器の鉄鍋に、焦げ目は付く。
時間はかかる。そも、暇人である。

午前、マレーシアの状況など…

庭木の手入れ。

庭の南東で、暴れている2本は、モミの木だと思う…
まずは、樹形を、しっかりさせたい。


娘と孫との映像LINE
これは、ルーチンになった。
孫は、確かに、私を認識して、微笑む。あとは、すまし顔で、私と娘の会話を聞いている。足をバタつかせながら…


マレーシアでは、来週 全土封鎖が、開ける
おそらくは、一斉ではなく、地域的・段階的だろうとの話。
マレーシアの、マンション(コンドミニアム)は、一つごとに独立している。それぞれが、プール・ジム・セキュリティ、新しいものは、スーパー等が併設されている。


高級住宅街も、区域が分かれ、入り口はガードマンが警備している。
そして、警察と軍隊が動いているので、厳戒態勢がとれている。


したがって、14日以降は、部分的な解除が始まるだろうとのこと。
それを見越して、息子のJは、工場に行っている。


さらに、企業への支援は始まりつつある。息子の工場も、従業員の給与保証があることになった。さもなければ、労働者も経営者も、死活問題になるとの話。


しかし、さらなる大きな問題は、限界所得者層と宗教儀式対応であろう。


午後・夕食

庭木の整理。ビデオ鑑賞。
YouTubeニュース視聴。


東日本大震災でも、そうだったが、このような緊急時・非常時には、様々な場所、場面で、人や組織の、地金が、見え隠れするような気がする。


それは、危機であると同時に、次のステージを、考えさせられる時でもある。

普段はしない、間食。値引き品に、弱い。

おでんの続き。大根、こんにゃく、たけのこ、蒟蒻、牛すじ
新物のタケノコ、これも、値引き品をじっくり茹でた。旨い。
京都祇園四条、南座裏の「蛸長(たこちょう)」の、先代の京都弁を、思い出す…
歌舞伎の女形を、超えていた。

〆の焼きそば
ひき肉、人参、もやし、ネギ
市販ソースには、オイスターソース、醤油…を加えたが、塩味が勝っている。
薬味は、あんずのしそ巻き、これが使える。

マサヨ婆さん

私の現在の生活の手本は、小学校1年から6年生まで、一緒に暮らした祖父母である。
祖父は、公務員を退職し、自給自足の暮らしを始めた。米は陸稲、野菜を育て、川に網を掛けた。にこりともしない、こわい人だった。小学生の私は、家事を祖母から、仕込まれた。


もう一人の手本も、自給自足の人。岩手県早池峰山の北、タイマグラに入植し、お爺さんが亡くなっても、一人で、自給自足生活を送ったマサヨ婆さんである。


主食は、じゃがいも、現金で購入するのは、コメと魚。


若い頃、この家に電気がつながり、元気だったお爺さんが、喜ぶよりも、心配して、メーターを覗き込むドキュメンタリーを、NHKでみた。30年以上も前。今時、こんな生活をと感心した…


その後、夫婦の生き様は、映画になり、一人暮らしになった、マサヨ婆さんの映像は、これもNHKで放映された。何より、その顔が良い。何ひとつも、悪いことを、してこなかった人の顔である。


今でも、アーカイブで見られる。久しぶりで、よい顔の人を見た。


昨今、特に、報道で現れる人の顔が、酷い。由々しきことである。時代劇の悪人面である。ある意味、分かりやすいのだが…


見通しが困難な時代でも、危機的な状態でも、いかなる階層といえども、人は、顔が大事である、と思う。
それが、全てを、物語っているのだと、思う。ごまかしは、きかない!

喜多方市、雄国根曲がり竹細工

珍しく、山荘脇の町道が、騒がしい。

道に荒土を巻き、ブルトーザーが、敷き詰めている。
昨年秋も、行われたので、年に2回の作業になろう。
でこぼこ道が、しばらくは落ち着く。


外に出たついでに…

暖かい日の、キクバナイチゲ。群生である。

山荘から、300m。五色沼湖沼群の一つ。6月から7月にかけ、ゲンジ、ヘイケの蛍が舞飛ぶらしい。

その脇にも、クレソン。薄い緑は、ノゼリ

娘の誕生日

今日は、娘の誕生日である。
通常であれば、息子Jと食事に出かける。
全土封鎖で、かなわない。そこで、Jが粉を練って、日本でいう「すいとん」を作るとのこと。
誕生ケーキは、サーティーワン
すでに、自宅待機は3週間。4月14日まで続く。
それでも、娘の表情は、明るい。
の、Hも、元気である。

朝・昼食

おでん
出汁は、昆布と牛すじ。昨日から、作っていた。


牛すじが、旨い。いつもは、圧力釜を使うが、今回は、時間をかけて煮込んだ。したがって、より出汁が出ている。


深夜食堂。これの、中国版を観ながら、食べ続ける…。
うまく、日本の作品を、アレンジしている。韓国版もよかったが、こちらの味付けも、捨てたものではない。甘いかなあ…


やはり、日本版の続編が観たい。

雄国根曲がり竹細工

昨年秋、喜多方市雄国地区の、新そば祭りで、出会った。

真竹ではなく、丈夫な根曲がり竹を使う、

実に良い。民芸品ではない。いまでも、生活用品である。


毎月2回、地域の旧小学校の校舎で講習会が、開かれている。

世話役のMさんに、電話連絡

やはり、新型コロナの影響で、今年度は、まだ始めていない。

しばし、待たねばならぬ。見通しは、まだ、ついていないとのこと。

これが、雄国沼。昨年、11月3日の画像である。


夕食

おでんと一緒に煮た餅で、納豆餅

ちょっと、最近、手抜きご飯である。

自粛生活も、あと4日。


今日、国が、緊急事態宣言を行った。見通しがないことが、つらいことになろう。