裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

なごやかで、おいしく、楽しい、「百日宴」となりました

この写真が、昨日の午後4時過ぎ。
娘宅の私が起居する部屋で、すでにウィスキーが、始まっていた。
普段、晩酌を欠かさない人が、マレーシアに来て一週間あまり、酒を自粛していた、と言うより、酒に対する文化の違いで、「郷に入れば郷に従え」を守ってきた。


今晩は、祝いの宴なので、娘や息子の許可も下り、好きなだけ飲めとのこと、うれしい。
ニッカ「竹鶴」から、独りで朝自習というやつが、始まった。つまみは、トリュフをまぶしたカシューナッツ。これも、リッチである。


さて、孫の「百日宴」の会場は、高級中国料理店。特別な会でしか使用しない場所である。巨大な店だが、大勢の客で賑わっている。「大好运酒家」。


この会のそもそもは、娘の嫁ぎ先の自宅で催す計画であったが、諸般の事情で変わった。女性たちの準備、後片付けが大変であること…、一族の数が多く、希望をまとめることが難しい…等々。


結果、身近な、少数の方々の集まりになった。よいことである。総勢約20名。個室に、2テーブル。本格的な中国のお祝い料理である。
会は、特に何らの挨拶もなく、料理が運ばれると即、食事となる。全体での乾杯と言うこともない。それぞれが、隣の人とグラスを合わせる。
孫や娘夫婦は、たくさんのプレゼントをいただいたようだ。

前菜、アイスプラントタマネギのマリネ。

魚は、タラだと思われる。人参中華ハムパクチー

マレーシア到着の日、鍋(スチームボート)をご馳走になった、マレーシアの息子Jの妹の嫁ぎ先のお父様が、大皿から取り分けてくださる。

豚肉の揚げ物をマヨネーズソースで和えたもの、北京ダック

豚肉のシチュー、ソースが旨い、野菜が柔らかい。

イカ青菜の煮物。中国野菜なのであろう。

右は、チャーハン、やや大きく切ったチャーシューが、入っている。チャーハンは、もう一種あったが、食べきれない。

これが、大事なお祝いの宴席のメイン料理片皮乳猪全体(子豚の丸焼きの皮)広東料理で、黄金色に焼き上がった子豚の皮は、富と繁栄を表すと言う。
先ほどのチャーハンには、この豚の身の部分の肉が、使われているはずだ。小さな中華まんにはさみ、甘い味噌だれをつけて食べる。
初めて食べた!! 言わば北京ピッグで、さきほど食べた北京ダックより、香ばしく、旨い。
後で聞くと、値段は220リンギット、約6000円。ただし、10人分である。

エザートのスイカメロンマンゴー

この間、私は、成田の免税店で購入し、手土産にしたシーバスリーガルULTISを、注がれるままに飲む。飲み続ける…


義父Jの妹夫婦の子どもたちは、カラオケを楽しむ。


二人の子どもたちは、メイドが作ってきた、いつものご飯を食べる。メイドは、子どもたちの世話で、ゆっくり、十分に食事をとる時間がない。
息子のJは、メイドたちのために、大きなタッパーに、残り物をたっぷり詰める。もちろん、北京ピッグもダックも…
インドネシアから雇用されるメイドは、家族と同様である。何より信頼関係・人間関係が大事であることから、大切にされ、そして、長く雇用される。私とも、顔見知りである。


10時に宴は終わり、みんなに可愛がられた孫も、ご機嫌で帰宅。
家の居間で、二次会が始まる。


息子jの友人たちが、引き続き集い、約10人。
今度は、私が持ち込んだ日本酒が始まる。
宮城県気仙沼のタコも、冷凍して持参した。マレーシアでは、タコはほとんど食べない。美味しいタコが、入手できないとのこと。


久しぶりで、包丁を借り、刺身を作る。みんなは興味津々で、キッチンに集まり、珍しげに観察。
そして、恐るおそるの試食。これまた持ち込みの良いワサビと醤油で…。
評判は、上々であった。


〆は、マレーシアの焼きそばミーゴレンスパイシーである。

12時に、私は部屋に戻り、シャワーを浴びて、静かに寝たと思っていた。
翌朝、聞くと、椅子に座って寝ており、娘に起こされ、ベッドに移ったとのこと…


孫もたくさんの方々に抱かれ、ご満悦の表情であったが、私も娘の結婚式以来の方々と、再会でき、楽しかった。よい、お祝いの会となりました。
来週は、「お食い初め」の会です。