裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

裏磐梯でも、緊急事態対応が、始まりました 4/18

雨降りである。
焚き火はやめ、室内での作業をする。
本当は、雨の中でも、マッチ一本で火を起こせねば、キャンパーとは言えぬ、と鍛えられた。だが、もう、そんな気力は無い。

雨降りの中で、育つ、トガリアミガサダケ

こちらは、うまく乾燥終了です。


車のタイヤ交換や、オイル交換の作業を、息子や業者と調整した後、電話があった。
通常、相手が不明の電話には出ないが、何故か思わず、対応した。


隣の村の温泉施設からの連絡。
連休明けまで、休業とのことである。


やはり、そうかと思う。


温泉、プール、ジム、サウナ、そしてレストラン。鄙地には、稀な巨大施設で、休日や学校休業中は、連日、人が溢れる場所である。
今は、水芭蕉、もうすぐ、しだれ桜の季節である。
係員は丁重で、申し訳無さ気であるが、なるほどと、納得している。


現在、町内を巡ると、見られるのは、マスクをかけた子どもたちの集団登校の姿
逆に、違和感があった。


いよいよ、裏磐梯にも、緊急事態はおとずれたのである…


娘との連絡

思えば、私が娘の住むマレーシアに出向いたのは、2月下旬
初孫Hの、「お食い初め」の行事のための訪問であった。


タイと、シンガポール旅行計画もあった。
しかし、彼の地に到着すると、即、旅行見合わせを、勧められた。


すでに、緊急事態予兆を、娘たちは感じていたのである。
「お父さんは、甘いよ」、と言われた。


そして、訪問中の後半には、マレーシア全土封鎖(移動制限)。
二週間は、自宅に籠もった。


約5週間続いた、移動制限が、来週から一部解除される。


この間、マレーシアには、首相交代劇もあった。


マハティール前首相が、突如、辞意表明した。背景には、政争があった。
その後国王が介入して、取りあえず生まれた現政権は、民主的なものではなく、その混乱は尾を引いているようだ。娘の辛辣な表現では、裏取引で産まれた政権


まだまだ、国会議員の中には、民主的なマハティールの復活を求める声もあるようだ。
しかし、彼は90歳を超えている…


これから、マレーシアは、移動制限を徐々に、緩和していく方向である。
ところが、政権のガバナンスが弱い。何処かの国と変わらない…
国民性の善良さに、救われているのかも知れない…


例えば、息子Jの工場は、来週から操業の許可が下りたらしい。
しかし、感染回避のため、100名を超える従業員の、ウィルス検査が条件であるが、その体制は出来ていない。


このような緊急事態では、国、政治及びそのリーダーの有り様が、見えてくる。
そして、国民・庶民の知恵と、良識・連帯を発揮するべき時なのだろう…


東日本大震災を思い出す…


孫との交流

娘家族は、9月に、日本へ来る計画を立てていた。
裏磐梯を巡り、石巻の墓地、そして岩手の墓地も、巡る計画である。
この状況で、実現できるか否かは、定かでなくなった。


娘・孫とは、毎日、11時(マレーシアの10時)にLINE映像がつながる。
日課になっている。


私は、山荘に籠もって、動物や植物を相手にする生活なので、人と会話をすることは、ほとんど無い。


これが、貴重な時間である。


孫たちの姿は、「みてね」という動画アプリでも、送られてくる。
このサービスは、3ヶ月に一度、AIが編集したアルバムも、送付されてくる。
有り難い。


この子や孫たちに、少しでも良い形で、今の社会・世界・そして環境を、引き継ぎたいと思う。
老人の寿命を、縮めても、とさえ思う…