裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

湯治の支度を始めています

年末年始は、山荘に来客がある。
私自身も、年の瀬と始まりは、自炊湯治が慣わしになっている。
そこで、しばし山荘を離れる準備を始めた。

この、天然ヒラタケの佃煮も、その一つである。
最後に、花山椒を散らしたら、味が定まった。
そして、朝食。

久しぶりに、飯を炊いた。
ササニシキの八分づきに、ビタバレーを入れてのご飯。
味噌汁は、豆腐、油揚、長ネギ、ワカメ、出汁は煮干しである。
昨夜の残りの納豆、タマネギ、クレソンを和えて…
海苔、これは閖上で購入したもの。
リンゴ、自家製ヨーグルト。
ブロッコリー、ヒラタケの佃煮。


この朝食が、9時を過ぎている。
当面の休日は、一日二食でよいのかなあと考えている。


これは、バーソーと言う。
長ネギを刻み、ショウガとニンニクで風味付けした油で炒める。この長ネギの束が、半端ではない。10本ほどか。


約1時間。長ネギの形が無くなるまで、弱火でとろとろに炒める。
その後、豚の挽肉を加え、さらに炒める。


このレシピは、檀一雄の「壇流クッキング」という、名著?にある。
確か、豚の挽肉は、二度挽きせよとあった。かつての私は、二度挽きしてくれる店を探したものだ。今回は、そのまま使った。


おしまいに、醤油をひたひたに加え、さらに煮詰める。


ご飯の友、中華がゆのとも、ラーメンの汁、その他醤油代わりの調味料に使える。


これも、自炊湯治宿の準備である。


ただし、一雄の娘檀ふみは、父の料理は迷惑だったと言っていたような…


白菜キムチの下漬。

煮干しと昆布の出汁で、ヤンニョンの準備。
白菜と大根のキムチは、宿へのみやげとしよう。


夕食。
鶏だしそば。
鰹のたたきの炙り返し、ヒラタケの佃煮。
りんご。
バーソー。
シュウマイとブロッコリーの蒸しあげ。


明日はキムチを仕上げ、明後日は簡単に山荘内を片付け、水曜日に出かける。


鳴子温泉にて、10日間の湯治である。優雅に聞こえるかもしれないが、自炊であることは、山荘と変わりは無い。
去年は、定宿がとれず、紹介してもらった初めての宿。
泉質は良いのだが、調理場が片付けられておらず、きれいにするのに時間を要した。とんでもなく、大変なことだった。しばしば、語り草にしているほど。
今年は、定宿である。
詳細は、記録していくことになる。


夜、会津の馬刺しを歳暮に贈った義理の弟から、電話があった。
東京から早々帰省した姪が、喜んでいたとのこと。
良かった。
馬刺しは、会津の名産である。