裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

被災地の現状はいかに

今日は、かねてからご支援をいただいている,関東学院大学のボランティアたちと同行して、宮城県名取市閖上に向かう計画である。
まずは、朝食から

毎度のことながら、シメジご飯のごま塩がけ。
ナメコの味噌汁のリメイク、柚子の皮を吸い口にして。
鮭の頭の塩引き、大根おろし添え。辛口、これがうまい。
ふろふき大根、柚子味噌添え。
リンゴ。
糠味噌漬け。
蒸し野菜(タマネギ、にんじん)にマヨネーズ、そしてクレソン。
実は、これは残り物の整理である。今日から仙台、そして石巻に出かけるものですから…


この後、ニホンザルの集団に食い荒らされた干し柿のリベンジをするため、再び、干し柿作りをする。そのことにより、閖上到着がやや遅れてしまった。
この、干し柿については、後日の話題とする。


昼、コープ福島瀬上店のイートインで、昼食。
購入した春雨スープは、消費税10%。
玄米パン、ハム、チーズ、クレソン。
ゆで卵ではなく、蒸し卵。
リンゴ。
自家製ヨーグルト。
この昼食も、残り物整理である。


そして、閖上中央集会所到着。3時。

かつて、閖上中学校があった場所に、復興住宅が建ち、戸建ての住宅が建ち並んでいる。
ボランティアたちは、避難所、仮設住宅、そして復興住宅と移り住んだ被災者を、連綿と支援し続けている。
現在の課題は、新しいコミュニティ作りである。

彼ら、彼女らは、新しいコミュニティに集うことになった人々と一緒に、様々な活動を通して、豊かな人間関係、そして地域を作っていくという活動を支援している。
学生時代に始め、社会人になっても、二人のボランティアは、閖上に来る。Y先生は、その資金を集めるために、企業や国などへの働き掛けをする。
そのベースにあるのは、やはり地道に築いてきた人間関係なのだろうと思う。
私も、被災者であり、地震や津波でふるさとや自宅、そして友人を失った者の一人であるが、そんな息の長いボランティア活動をありがたく思い、支えたい。


夕方、閖上地区の民生委員U氏も入れて、仙台駅前で忘年会を催す。
U氏のように地域を復活させたい、人間関係を再生させたいと現場で動く人がいて、その方を核として、支援者があつまり、輪が広がっていく。


さて、その夕食の一部です。

メインは、セリ鍋。
仙台の冬の名物としてメジャーになる前から、とある店で食していた者としては、一家言あるが、省略する。
U氏も、名取のセリ農家の作業も手伝うということで、さすが食べ方に詳しい。

牡蛎フライ。
これまた宮城の冬の味覚である。

金華鯖の炙り。ブランド鯖である。

ホヤの塩から。
ホヤ酢や刺身が苦手という関東の方々も、これは食べられた。
その他、定番の牛タンやら三角油揚やら石巻焼きそば、若者がおいしそうに食べるのを眺めながら、おいしい酒が飲めた。
その極めつけは、

山形の銘酒、十四代。三種。
「飛梅」というこの居酒屋のご主人は、被災地閖上での支援活動を続けている。そしてU民生委員との親交が厚い。この酒は、そのご縁からの差し入れである。

〆は、セリ鍋の出汁にうどんを入れて…


大満足の会食の余韻を噛みしめながら、カプセルホテルへ。今日の仙台は人出が多く、定宿のユースホステルも満員御礼。


さて、U民生委員さんからうかがった被災地のトリビアや、若いOLの食事事情等、まことに興味深い話題については、後日…


明日も忙しい一日になるので、風呂を浴びて、即就寝…