裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

日本猿との攻防…

起床、4時前。


今日のテーマの前に、刀削麺の思い出を綴らねば……


温泉を巡ったり、B級グルメを食べ歩いたり、小旅行をしたり、という日々が、私と妻との共通の楽しみだったと思っている。


ほとんどは、私のリードだったが、珍しく妻が行きたがったのが、過日の白石の店。そういうことで、記憶に留まっている。福島に移住してから、通りすがら寄っていたのだが、思い出の麺に再会したのは、あの日だったということである。忘れ得ぬ一品である。


朝食7時15分。
シメジご飯。解凍して蒸したものにごま塩。
ソップ炊きにゆず味噌を加えて。
長芋スライスとタコの頭スライスの刺身。
そも浜辺で育った人間である。刺身好きである。
蒸し野菜(にんじん、大根、サツマイモ)にマヨネーズ。
青菜キムチ。
ミカン。


朝食を終えて、のんびりしていると、テラスに気配。
8時30分。2匹の猿が、大根の切れ端を食べている。


ガラス戸を開けると、直ぐさま逃げた。
そこで、爆竹、ロケット花火を数発。山に、森に反響して、かなりの音だ。


テラスの雪と、大根の残骸を片付ける。


先ほどの猿は、東の猿である。
もう一つの集団である西の猿は、未舗装の町道にたむろし、こちらを窺っている。数匹。
これにも、爆竹とロケット花火を打つ。すごすごと森に消えた。


10時30分。
ソファでのうたた寝から目覚めると、テラスに一匹の大ざる。
おそらくは、ボスざるであろう。
玄関から回ると、あわてる様子もなく、赤い尻を見せながら、悠然と引き上げる。単独行動である。


爆竹とロケット花火を、三度、森に響かせる。

昼食。
そうめんをソップ炊きスープで。半熟卵、タマネギ、大根葉、鶏ガラからこそげ取った肉を添えて。それと、三宅島の地のり。(かつてのスタッフのお土産)
牛乳。


今日は楽しみにしていた音楽祭の日。午後1時、「まなびーな」(町の教育施設)にて。

お目当ては、ゲストの後藤泉さんのピアノ演奏。

オープニングの太鼓演奏が、メンバーのインフルエンザでキャンセルになり、
泉さんは、ショパンの3曲を追加し、アンコールのモーツァルトを含め、計6曲を弾いた。
45分間の演奏を堪能した。彼女の演奏は、そもそも素晴らしいものだが、曲の解説や、演奏に込める思いのお話が、コンパクトで、私のような素人にも分かりやすい。

彼女は、猪苗代と東京で、平行して、ベートーベンのピアノソナタ全曲演奏に挑んでいる。
来年の4月に完結する。
これまた、大いに楽しみである。


もしや又、猿が、と心配しながら、帰宅。
平穏…
爆竹などは、必要がなかった。


博多風もつ鍋。ニラ、キャベツ、にんにくをたっぷり入れて。出汁はソップ炊き。醤油味。
ミックスナッツ。
みかん。
日本酒。
あとで、バナナ一本を追加。


私は、いつもコールマンの寝袋にくるまっている。冬山登山にも耐えられる代物である。
昨夜は、ダウンのマットもしっかり入れ込んだところ、やはり暖かい。とても暖かい。
よかった。眠りが深かった。今夜も、よく眠れるだろう。