文化と政治は、その相関関係には…
所用があり、義父や息子のJと、クアラルンプール近郊に出かける。
車内の二人の会話に、何度もマハティールの名前が出る。
九十数歳をなんなんとする彼の首相は、任期を満了せず、突然辞意を表明し、今、マレーシアの政治状況は、予断を許さない。前例のないことで、国王が、事態の打開に乗り出しているらしい。
マレーシアは、文化的には、多民族・多文化国家である。マレー系約65%、華人系約24%、インド系約8%。娘によれば、公務にはマレー系が、経済には華人系が、頭脳にはインド系が貢献しているとのこと。
ところが、政治では、どうしても多数を占めるマレー系が中心の政策となる。税金の率も、教育の権利も、様々な特権も…
一度引退したマハティールが復活したのは、禅譲した自身の後継者が、マレー系中心の政策及び、中国寄りの政策に傾いたため。
マハティールは、親日家で、自身の子どもを日本に留学させている。日本文化の、特に伝統的な精神面のすばらしさを、マレーシアに取り入れたいと考えていた。そのためにも、技術系の大学だけでなく、文化系の大学を誘致したがっていたという。
つまり、政治と文化の融合を視野に入れていた政治家ではないかと、私は思っている。現今の我が国の政治家には、その欠片(かけら)もないものを…
しかし、彼を支える与党が変容した。それが、突然の辞職表明の背景らしい…
ところが、マハティールは、また復活する可能性もあるという。そんな話を、往復の車の中で、二人はしていたと思料する。
朝食 途中の店で…
中国料理のファストフード店。一人の女性が起こし、国内に数店あるらしい。
(老鼠粉)汁なし麺。(小、約140円)
チキンスープ。
水シュウマイ?
コーヒー。
某讃岐うどん店も、喜多方の朝ラーも、ビックリの値段で、しかも美味しい。
昼食。チキンライスの専門店。閉店間際に、滑り込んだ。午後2時過ぎ。
飲み物は、チキンスープ、大麦のジュース(温かい)。
豆腐。青菜。鶏の手羽、豚肉、卵の煮染め。
ここも、出来上がっているものを盛るだけなので、ファスト・フード店と言える。
娘には、テイクアウト。おそらく170円程度。
夕方、孫の「百日宴」の出席者が、集まり始めている。
孫は、入浴を終えた。
息子のJは、友人たちとの再会を喜び、ウィスキーを振る舞い始めた。私は、すでにストレートで3杯を味わった。それぞれ、年代物のシングルモルト…
会食は、7時からレストランで。
まだ、30分もある…
羽目を外さぬように、我が国の文化伝統を重んじた態度で、過ごそうと、我と我が身に、言い聞かせる……。
顛末は、明日となる‥‥。
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