初女さんから命の贈り物
夜に雪は降らなかった。
明るい日差しが、こぼれている。
外に出て、獣の足跡を探す。
西の林から出てきて、
我が山荘の庭を通り抜け、
東の森に抜けている。
タヌキであろうが、足跡は大きい。
裏磐梯が、くっきり見える。
そして、朝食。
八分づきの冷凍ご飯を蒸して。
原木なめこの味噌汁。とうふ、長ネギ、卵を加えて。
レタス、りんご。
サンマの焼き物、骨も炙って食べる。
たくあん、これは鳴子の帰りに、直売所で購入。塩分は薄いが、砂糖が入っている。
蒸し野菜。人参、大根、里芋そしてコンニャク。70度蒸しという方法で蒸しているが、イマイチ、コツをつかんでいない。後日記録する。
納豆、ねぎ。
午前は、娘とマレーシア訪問の件で、やり取り。
久しぶりに、ご飯を炊く。
昼飯。
朝の残りのきのこ汁に、そうめんを入れて…
レタス、コールラビのサラダ、鹿児島の黒酢をかけて。
2時30分、山荘出発。
仙台「エスポワール」到着、6時30分。今日は、渋滞を避けて走った。
勿論、大相撲を聴きながら…
この分だと、優賞は、貴景勝か…
。
初女(はつめ)さんのおむすび。
カップ麺小。
熟成キムチ、レタス、リンゴ。
初女さんとは、弘前「森のイスキア」のご主人。敬虔なクリスチャン。カウンセラー。
「森のイスキア」とは、民宿?
初女さんに会いたくて、全国から訪ねてくる人が絶えなかった。
初女さんは、クリスチャンだが、祈らない。
カウンセラーだが、面接室はない。
毎日、ただただ、手作りの、心のこもった料理を作る。
それが、疲れた旅人を、いやしてくれる。
自殺を、思い止まった、という若者がいた…
癌の末期患者も、おいしく食べられた。
亡くなられたのは、数年前、94才。
子どもの村の子たちは、このおむすびが大好きだった。
もちろん、梅干しまで、手作りだった。
久しぶりに、握ったが、やはり、おいしいと思う。
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