裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

人間(じんかん)至る所青山あり

朝食

今朝も、義父が、用意してくれた。二人で、食べる。

トースト
ツナ
リンゴ、レタス

ミロ、これは、マレーシアの飲み物の定番。食堂でも、メニューにある。インスタント飲料。
キウイ


が起き、授乳が終わると、私の部屋に連れてくる。
今朝は、孫が初めて、合わせた唇を震わせて、息を噴き出せた、と見せに来る。
面白そうに、音を出し、声も出して、笑っている。さっそく、ビデオに収めた。

昼食

コーヒー、息子Jが、私好みに、濃く煎れてくれる。

ヨーグルトキウイバナナ

ナシ・ゴレン、サンバル(チリソース)、プラチャン(発酵エビ)などで炒めた辛いチャーハン、マレー料理の定番、鶏肉、野菜が入っている。

麩と青菜のスープ

Jがテイクアウトしてきてくれた。

ミー・ゴレン、マレー料理の焼きそば。

野菜の炒め

ビーフン、海鮮が入っている。

ニンニク、唐辛子のチリで食べる。


息子Jの工場は、操業許可が出ていない。

しかし、機械を定期的に動かす必要があり、出向いた。

警察官に見咎められると、罰金を取られる可能性があると言う。

マレーシアの警察には、小遣い稼ぎに罰金を徴収する輩がいると言うのだ。

まだまだ、賄賂汚職が、取り沙汰される、お国柄である。


マレーシアの新型コロナ対応

日本でも報道されているとおり、マレーシアの感染者の増加は、著しい。1500人を超えている。これは、2月末に、クアラルンプールのモスクで行われた、宗教行事での感染者が、国内外に移動したことが、大きな要因だ。

さらに、その中には、隠れてミャンマーから避難している、ロヒンギャ難民の問題がある。彼らは、感染していても、医療につながらない可能性が大きい。

同様の医療問題が、インドやフィリピンなどの国で、今後の大きな課題になり、イタリアの死者の多さも、医療体制の整備の問題が、あるようだ。

さて、マレーシア政府も、国民への経済支援の検討が始まった。
500リンギット、約13000円の支給。義父母は、喜んでいるようだが、これは、国民が納めている年金基金からの、先取りのようなものらしい。

そして、息子Jの工場操業からも推察できるように、今後短期にしろ、東南アジア外国資本が、撤退に向かう可能性もある。

全土封鎖も、延びる可能性あり。現在の、政治問題医療問題が、今後、経済問題に波及していくのは、明白であろう。

折しも、マレーシアの現政権は、民主的な選挙の洗礼を受けずに、この3月初め、急遽誕生した政権である。
前首相の指導力と、建設バブル?を背景に、民主化に向かっていたマレーシアが、打って変わって、課題山積の情況になっている。

夕食

義母が作った、カボチャ入りのご飯。これは、おいしい。

スープは、骨肉茶の残り。

義父が、マーケットで買ってきた魚を、素揚げにしたもの

魚の新鮮さが、分かる。

青菜の炒め

イカン・ピリス(小魚を揚げたもの)を、サンバル(チリソース)で和えたもの。

これで、魚を食べる。

イカン・ゴレン・チリという、マレー料理になる。

イカンは、マレー語の魚。


デザートは、グレープフルーツ


義母が作った手料理を、このように食べるのは、私にとっては初めてのこと。しかも、美味しい。


ふだんは、仕事が忙しくて、作れないのだと、義父。妻の料理を、楽しんでいるようだ。

食後に、義父が、ビタミン剤と、ブランディを持ってきてくれる。

有り難い。


さて、娘が、今日の午後、一コマ担当した日本語講座の生徒は、50代の、イタリアの独身女性。若い頃、日本に住んだことがある方とのこと。


イタリアの新型コロナ情況は、やはり厳しく、隣の村に住む母親の家にも、行くことが出来ないと、嘆いていたらしい。


しかし、表情や言動は、必ずしも暗くなかったようだ。


マレーシアの我が家の人々も、同様である。日々の暮らしや家族を大事にし、情況を見定めながら、少しずつ、前に進んでいくほか無いのだろう。


人間至る所青山あり