裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

子どもを育てる二つのモデルについて

朝、いつもの事であるが、授業の直前準備をして、朝食

炊いた八分ツキご飯は、3合。
原木ナメコの味噌汁、豆腐長ネギ
糠味噌漬け、大根コールラビ。すでに1週間ほどつけ込んだので、一晩塩抜きをした。
塩辛、昨日の残り。
目玉焼きセロリの付け合わせ。
リンゴに手作りヨーグルト


6時に宿出発。昨日の雨が、雪に変わっている。
8時30分まで学校に到着すればよいので、一般道を通行する。


今日は、「相談援助」の演習。一対一で、相談面接ロールプレイ。そろそろまとめに近い演習となる。


午前で二コマを終えて、鳴子に帰る。
昼食

インスタント塩ラーメン菜花長ネギモヤシを入れて。
糠味噌漬け、鳴子名物シソ巻き


テレビで国会中継を見ながら、短時間の午睡。食後の温泉が、効いているようだ。


夕食、5時30分。

これまた、鳴子名物、の洗い。お婆さんの作る、このカラシ味噌が旨い。たっぷりつけて、食べる。二人前で、500円。明日も食べる。
鳴子も、水が豊富で、質の良い地域である。私が、油をあまり使わないということもあってか、洗剤は、使わない。これは、裏磐梯の山荘でも、同じ事。それで、落ちる。水の良さがあってのことと、思っている。その水が育てた鯉だ。
モヤシを茹でて、梅干しで…。
今晩の差し入れは、大根の柚子あんかけ鶏のささみのチーズ揚げトマトサラダ菜
私は、こういう手のかかる料理は、作らない、作れない。美味しい、うれしい。


さて、いよいよ明日は、新一年生の親向けの講話の日である。
子どものしつけや教育で、個人への対応については、前回記録した。しかし、それだけでは、決して、うまくいかない。特に、日本の学校では…


そも、「治療(医学)モデル」と、「生活(教育・福祉)モデル」という、方法論の違いがある。
「治療モデル」は、個人を対象にする手法。手術、薬、カウンセリングも、この中に入るのだろう。短中期決戦型
「生活モデル」は、個人もさることながら、周りの環境を整えることに主眼を置く。長期戦型。


この事を理解してもらうために使用するスライドの一部が、以下。

              

欧米の教員は、授業が仕事である。我が国では、生活(生徒)指導も教員の大きな仕事になる。
これについては、学級・学年、学校全体、家庭、地域までが環境としてチームになると、うまくいく。近年の、コミュニティ・スクールというのは、このことを踏まえているのだろうと思う。


保護者には、そのことを分かって欲しい。自分の子どもだけにフォ-カスせず、我が子が育つ環境にまで、目を向けて欲しい。身近な言葉に目を向けることで、そのことを学びたいものである。


このことは、ヒトとして生まれた子どもが、社会の中で人間に育っていくことと重なる。
自分の命を守るための自己中心性が、脱中心化に至る過程とも重なることになる。


その時期が、まさに小学校1年生から2年生の時期であり、その意味で、特に大事に子どもと向き合いたい時なのである。人生の初心を培う時とも、言えよう。


私が、小学校1年生を担任したのは、たった一度だけ。しかし、その一年間で、子どもたちから学んだことは、とてつもなく大きかった。あの一年がなければ、あの子たちと出会わなければ、私の教員としての中身は、半減していたといっても、決して大げさではないと、考えている。教師の初心を学ばせてくれた1年生…明日が、楽しみである。