裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

出会いに感謝する日になりました…

さて、形ばかりの昼食を終えて、向かったのは、仙石線の原ノ町駅。
この駅の近くにある、宮城野納豆の工場倉庫が、コンサートの会場でした。



happytoco は、「子どもの村東北」の開村間もない頃に出会いがあり、その後様々な形でご支援をいただいている皆様。
その演奏は、門外漢の私でも感じられる smart そして clean なもの。大晦日前々日の演奏会ということで、駆けつけさせていただきました。
そして、おいしいワイン付きなのには、思わず喉?がゆるみました。

ここで、有り難いことに、もう一つの出会いが、ありました。
某支援学校高等部で学ぶMさんと、そのお母さん。
車椅子で経管栄養のMさんの手を握りながら、2時間近い演奏を、さらに楽しむことができたように思えます。


子どもの村には、イベントがあるたび、私の教え子で同じく重度重複障害のある豪くんとお母さんが来村してくれます。雄勝町で被災し、その後故郷を離れざるを得なくなり、現在は茂庭台の復興住宅に入居している家族です。偶然、十数年ぶり、再び出会ったのでした。


Mさんのお母さんにも、是非、村に顔を出してくれるようお誘いしました。


このような重い障害のある子どもたちのことについて、その有り様や、生きていてくれる意義、尊さについては、機会をとらえて、少しずつ記録していきたい。


私は、教育や福祉について、人のあるべき姿について、この子らから大切な事柄を学んだと思っています。この子らとの出会いがなければ、私はひどく傲慢で、独善的な教員になっていたような気がします。


まさに、「子どもを師とする」ということです。


そして、さらに言えば、豪くんのお母さん、Mさんのお母さんの前向きな姿に、頭が下がります。母も師なりです。


コンサート会場を後にして、とても happy な心持ちで向かったのは、仙台駅。


某児童相談所の前所長T氏との二人だけの忘年会。
この記録も、ちょっと長くなりそうなので、次回に続きます。


なかなかにして長い、感謝の一日となってしまいました…