裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

手を入れることで磨く美しさについて

朝、昨日の雪は、ほとんどとけている。


これが、私が滞在している湯治場の部屋である。

6畳間に、キッチンスペースが付属してある。共同炊事場より、この方が私には有り難い。

なるべく見ないようにしているテレビもあって…

コタツもあり、仕事スペースができる。
勿論、WF完備。

廊下には、こんなスペースも数カ所あり、
読書コーナーもあるのだ。

私が、温泉や湯治場を選ぶ基準の②は、清潔ということである。


源泉掛け流しでも、循環濾過式でも、塩素投入でもよい。基準は、清潔であり、しかも湯の鮮度が良いということ。
それは、温泉の湧出量と、源泉の温度、浴槽の規模、さらに入浴者の数などで変わってくる。


西多賀旅館は、毎晩10時で入浴は終わる。その後清掃。源泉の温度と湧出量から、朝の6時には、浴槽に新鮮な湯が満たされる計算であろう。朝日が差し込む浴室は、緑の湯の表面が、白く細かい湯花で覆われ、いかにも美しい。


松島の湯ノ原温泉霊泉亭、
秋保の神ケ根温泉、
蔵王の鎌倉温泉。
いずれも一軒宿の温泉で、冷泉を源泉とする湯は、毎日替えられ、新鮮・清潔である。私の好みの温泉である。ただし、湯治場としての営業は、すでに行っていないか、行う客がいない。


西多賀旅館は、古い建物ではある。しかし、ご主人をはじめとするご家族が、丁寧に手を入れ、磨き続けている。一昨日は、ご主人が女湯の湯室を補修し、昨日は奥様とご長女が、庭の生け垣に手を入れている。このようにして、日々建物の美しさが保たれている。


私の山荘も同じ事である。人が入り、手が入ることで、保たれるのである。
それは、山も森も同じ事なのである。


毎年5月の連休明けの週末に、岩手県遠野の古民家に集う会がある。山菜採りと銘打つが、ご夫婦が復活させた南部曲がり屋の維持を応援する会でもある。これも、もちろん古いが、実に美しい家である。そう言えば、「人生の楽園」という番組でも取り上げられた。いずれ、記録したい。


このような地道なプチ文化的活動を良しとし、いくばかりかでも、見習いたいものである。


さて、今日の朝食は…

宿で初めて焚いた白飯。2合炊いて、残りは冷凍。
ナメコの味噌汁。昆布出汁は、昨日から取ってある。豆腐。具材も、昨日道の駅「あ・ら・伊達な道の駅(岩出山)」で買ったもの。
温泉たまご、ブロッコリー、タマネギ。
しそ巻き(鳴子温泉名物)、ぬか漬け。
リンゴ、ヨーグルト。
トマトジュース。


今日は、仙台でコンサートと忘年会。
高速バスで、仙台に向かう。

再び、仙台朝市。
日曜日は休みのはずだが、年末なので開いていた。
これが、くだんのナメタガレイ!! 昨日より、さらに値が上がっている。

これの煮付けが、正月のごちそうになる。
朝市そばの立ち食い蕎麦の店「葵」で昼食。

ここは、立ち飲み屋も兼ねている。そこで、昼飲み。
メンチカツ。100円。

朝市内の某人気コロッケ店。
コロッケを1コ買い、歩きながら食べる。これが朝市スタイル…
昼食終了。
あとは、「めがねの相沢」でめがね調整をしてもらい、コンサート会場に移動する。


会場は、なんと納豆工場の倉庫。この倉庫も、古い建物を磨き上げたもの。


続きは、次のブログで…