裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

イレギュラーは、赤ちゃんにとって、大変でした

朝の起床9時
日本より、1時間、日の出の遅いマレーシアも、すっかり夜が明けている。


息子の妹家族の、4歳女児2歳男児は、さっそく、私の部屋に遊びに来る。


4歳女児は、成長した。見慣れない、変なおじいさんである私に、関心がある。
彼女は、既に、英語教室に通っているようだ。片言の英語を話す。これが、私には、分かり易い。


NHKの基礎英語は理解できるが、現地の英語、特に中国系の人々の話す英語は、私には中国語に聞こえる。マレーシアの英語は、イギリス英語で、義母は、クイーンズイングリッシュを話していると、言っているらしいが、やはり、アクセントは、中国語風だと思える。


そこに行くと、4歳女児の話す英語は、「基礎英語0」レベルで、分かり易い。


時々、私の部屋を覗きに来て、ジャンプして見せたり、自分の宝物を見せてくれたりする。何のことはない、歯磨きセットなのであるが、これが子どもたちの面白さだ。


朝昼食(ブランチ)。
ヨーロッパスタイルの店。夫婦だけの食事の時は、こんな店も利用しているのだろう。

久しぶりの、エスプレッソ

チキンサラダ

私は、茸とトマトのスパゲッティ、アーリオ・オーリオ。量が多いので、分けて食べる。

娘夫婦は、卵とソーセージ。これまた、たっぷりである。
孫は、この店の静かな音楽と、落ち着いた雰囲気の灯りが好きだそうで、ゆっくり食事が楽しめるのだそうだ。


孫にとっては、この一週間の出来事は、大変だったことだろう。
小さな子どもたちや、障がいのある子どもたちは、変則的なことが苦手である。
落ち着いた日常が、ゆっくりと、規則的に繰り返されると、安心・安定する。


話は変わるが、今日から、日本の学校は、一足早い春休みになるとか…


宮城県の知事は、かなり早い時期に、特別支援学校は休まないと、発表した。
これは、知事が決めたことではなく、特別支援教育課が、各支援学校の校長と緊密に連携をとり、判断した結果のはずだ。


障がいのある子どもにとって、日常が変わることは、とても、しんどいことだ。もちろん親にとっても。


東日本大震災の時、私は大学の附属特別支援学校勤務であった。理解のある大学教授である校長に進言して、学校は、入学式を一日遅らせただけで、始業式には開けた。県内の公立学校は、4月いっぱいは休校だったのではないか。


もちろん、公共交通機関は十分に動いていないが、親たちは、自家用車で、子どもたちを学校にとどけた。


被災した教員には、無理はさせない。
私と同年で、余裕のある栄養教諭は、伝をたよって食材を集め、非常食メニューと言って、いつもと遜色のない献立を提供した。調理員さんたちも、頑張ってくれた。


ルーチンを取り戻すということが、この子たちにとっては、命を守ることにもつながる。重度の重複しょうがいのある子どもたちの死因の一つに、急性の出血性胃潰瘍がある。強度のストレスは、一日で彼らの命をおびやかす。私たちは、今でも悔いている、教え子の死を目の当たりにしている。


おそらく、宮城の支援学校は、大震災の経験を生かしている。スクールバスの密室空間が問題であれば、親の理解を得て、送ってきてもらえば良い。子どもに手のかかる教員には、休んでもらい、動ける教員に助けてもらう。


あとで、過分に働いた教員には、校長と事務長が、手当をすればよい。


も、訳の分からぬ数日で、かなり混乱したようで、大好きな店でも、やや落ち着かない。抱っこして落ち着かせ、十分に褒めながら、たびだびの説明を繰り返してあげる…


夕食
息子の友人の親戚が営む店。ベトナム料理

明るい雰囲気の、おしゃれな店。
壁には、現在のベトナムの写真が多数。
明らかに小学生の兄姉、おそらく中学生の兄、もしかしたら高校生の姉たちが、嬉々として、キビキビ働いている。家族が営む店である。

ライムジュース。

香辣牛肉面(フォー)約400円。牛肉パクチーがたっぷり。

炸春巻 約520円(7ピース)

生春巻 約450円(4ピース)

結局、飲み物を入れて、やはり一人分ラーメン一杯か…
ベトナム料理は、すでに日本定着しつつあるなあと思った。馴染みの味であり、おいしさである。


帰宅後、息子にウイスキーを誘われたが、ノーサンキューである。
老人にも、イレギュラーは、こたえるものである…