裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

コモンセンス・プログラムとは? 正しい「しつけ」とは?

ユースホステルでの朝食

昨晩の残り物。久しぶりの、朝納豆


M小学校にて、授業参観委員会。この内容については、後日、詳細を記録。


久しぶりの学校給食

米粉スイートパン
ヤンソンさんのゆうわく
ゆきなのスープ
デコポン
牛乳
638kcal


ヤンソンの誘惑とは、敬虔な宗教家で、厳格な菜食主義者であったエーリック・ヤンソンという人が、この料理だけは拒みえずに食べたというので、この名前がついている。
                         (丸元淑生のシンプル料理より)
スエーデン料理で、グラタン料理の傑作。じゃがいも、玉ねぎ、アンチョビ、生クリーム、塩、黒コショウ、というシンプルな材料のみ。
私も、誘惑に負け、年に一度、新じゃがと新タマネギが重なるころに、作ることにしている。


仙台で、馴染みの理髪店で調髪。3700円。


そして、夕方6時過ぎ、山荘到着。
まず、手を入れたのは、

イカの塩辛。使ったのは、耳と足だけだが、おいしく出来ている。
さっそく、誘惑に負けて…

芋焼酎のお湯割りで、一杯。何しろ、腑の量が半端ではない。
ただし、熟成には、まだ時間がかかろう。

湯豆腐に、キムチを入れて。
キムチは、かなり熟成が進み、酸味が旨い。もうすぐ食べきるところである。


さて、今日、取り上げておきたいのは、昨日の演習の一コマ目の内容である。
「コモンセンス・ペアレンティング」というプログラムで、主に、児童養護施設などで活用されている。「子育ての常識」とでも訳してよいのだろうか。


このような、「子育てプログラム」は、様々ある。
・障がい児用
・施設用
・里親用
・暴力を振るう子供用
・虐待をする親用


残念なことには、すべて外国で開発されたプログラムで、日本にはない。


このことが、日本の親や教育者にとって、マイナスに作用していると思う。何より、子どもたちにとって…


そこで、学生たちには、その一端を学んで欲しいと、演習で扱っている。
ほとんどのプログラムは、内容が似通っている。対象が変わっても、子育ての基本は、同じだと言うことになる。


昨日の演習では、時間的に不十分であったし、実は、今日の小学校の会議でも、同じテーマが話し合われたので、なおさら、取り上げておきたい。


以下が、「コモンセンス・ペアレンティング」の紹介である。



以上6段階からなるプログラムであるが、まずは3段階までは、子育ての基本として、共通認識したいものだと思う。


このプログラムを日本の児童養護施設で実践し、日本版のプログラムを普及させている野口啓示氏は、しつけを次のように定義している。


〇しつけとは?
 しつけとは親の愛情を伝える方法です。そして、しつけとは子どもをコントロールするものではありません。しつけとは子どもの力を引き出すもの、つまりは、子どものやる気を引き出すようにすることです。
 子どもがなぜ親の言うことが聞けないのかを考えてみると、よくあるのが、親の意図が子どもに伝わっていないことです。親は子どものためを思い、子どもにしつけをしようとしているのですが、子どもに伝わっていないことがあります。子ども自身にそうしようというやる気を持たせない限りは、子どもが親の指示に従うことができないようです。逆に言うなら、子どもが自分自身でやろうと思うとき、子どもの力が発揮されるのです。  
 コモンセンス・ペレンティングは、子どもをコントロールする方法を教えるものではありません。むしろ子どものやる気を引き出すようにすることです。子どものやる気を引き出すしつけが本当に効果のあるしつけだと言えます。