裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

タイマグラの、マサヨ婆さんのようには、いかないが…

裏磐梯の森は、麓が晴れていても、中腹は霧雨が多い。
晴れ間を見て、外仕事をする。まあ、立木の伐採と、焚き火程度である。


その合間に、鳥の声を聴きながら、や、山菜や、木の芽を探す。


我が山荘の、この場所にだけ、咲いている。

これも、同じ。これから、殖えそうではある。

マンサクでは、ないのか。だとすれば、うれしい。毎日、観ている。

画像が良くないが、おそらく、山椒
わが山荘から、10M。

シャクの若芽であろう。食用である。
ただし、毒ニンジンという、日本では、北海道にある植物と似ている。慎重に、対処する。
毒ニンジンは、ソクラテスの、処刑に使われたと、言われている。

朝・昼食

炒飯、牛挽肉、しらす、ネギ、卵、いずれも、冷蔵庫にあったもの。
アンズの紫蘇巻き。これは、紅しょうがのかわり。
いつもながらの、中弱火。パラパラに仕上げる。南部鉄器の鉄鍋に、焦げ目は付く。
時間はかかる。そも、暇人である。

午前、マレーシアの状況など…

庭木の手入れ。

庭の南東で、暴れている2本は、モミの木だと思う…
まずは、樹形を、しっかりさせたい。


娘と孫との映像LINE
これは、ルーチンになった。
孫は、確かに、私を認識して、微笑む。あとは、すまし顔で、私と娘の会話を聞いている。足をバタつかせながら…


マレーシアでは、来週 全土封鎖が、開ける
おそらくは、一斉ではなく、地域的・段階的だろうとの話。
マレーシアの、マンション(コンドミニアム)は、一つごとに独立している。それぞれが、プール・ジム・セキュリティ、新しいものは、スーパー等が併設されている。


高級住宅街も、区域が分かれ、入り口はガードマンが警備している。
そして、警察と軍隊が動いているので、厳戒態勢がとれている。


したがって、14日以降は、部分的な解除が始まるだろうとのこと。
それを見越して、息子のJは、工場に行っている。


さらに、企業への支援は始まりつつある。息子の工場も、従業員の給与保証があることになった。さもなければ、労働者も経営者も、死活問題になるとの話。


しかし、さらなる大きな問題は、限界所得者層と宗教儀式対応であろう。


午後・夕食

庭木の整理。ビデオ鑑賞。
YouTubeニュース視聴。


東日本大震災でも、そうだったが、このような緊急時・非常時には、様々な場所、場面で、人や組織の、地金が、見え隠れするような気がする。


それは、危機であると同時に、次のステージを、考えさせられる時でもある。

普段はしない、間食。値引き品に、弱い。

おでんの続き。大根、こんにゃく、たけのこ、蒟蒻、牛すじ
新物のタケノコ、これも、値引き品をじっくり茹でた。旨い。
京都祇園四条、南座裏の「蛸長(たこちょう)」の、先代の京都弁を、思い出す…
歌舞伎の女形を、超えていた。

〆の焼きそば
ひき肉、人参、もやし、ネギ
市販ソースには、オイスターソース、醤油…を加えたが、塩味が勝っている。
薬味は、あんずのしそ巻き、これが使える。

マサヨ婆さん

私の現在の生活の手本は、小学校1年から6年生まで、一緒に暮らした祖父母である。
祖父は、公務員を退職し、自給自足の暮らしを始めた。米は陸稲、野菜を育て、川に網を掛けた。にこりともしない、こわい人だった。小学生の私は、家事を祖母から、仕込まれた。


もう一人の手本も、自給自足の人。岩手県早池峰山の北、タイマグラに入植し、お爺さんが亡くなっても、一人で、自給自足生活を送ったマサヨ婆さんである。


主食は、じゃがいも、現金で購入するのは、コメと魚。


若い頃、この家に電気がつながり、元気だったお爺さんが、喜ぶよりも、心配して、メーターを覗き込むドキュメンタリーを、NHKでみた。30年以上も前。今時、こんな生活をと感心した…


その後、夫婦の生き様は、映画になり、一人暮らしになった、マサヨ婆さんの映像は、これもNHKで放映された。何より、その顔が良い。何ひとつも、悪いことを、してこなかった人の顔である。


今でも、アーカイブで見られる。久しぶりで、よい顔の人を見た。


昨今、特に、報道で現れる人の顔が、酷い。由々しきことである。時代劇の悪人面である。ある意味、分かりやすいのだが…


見通しが困難な時代でも、危機的な状態でも、いかなる階層といえども、人は、顔が大事である、と思う。
それが、全てを、物語っているのだと、思う。ごまかしは、きかない!