裏磐梯の森から

一人暮らし老人の 日々の食事と 身辺雑記です

立ち止まり、落ち着いて、考えるとき…

週末であり、朝は、ゆっくり始まっている。
昨日は、こちらでは平日であった。その平日に、息子Jが、一日中、家に居たのは、結婚以来、初めてのことだと言う。年次休暇も、取っていないということか…


そこで、これまでの家事での懸案を、進めてもらい、娘は、ちょっと機嫌がよい。

朝食

義父のペースは、相変わらずで、早朝マーケットに行き、テイクアウトの朝食を買ってきた。

米粉の麺。餃子、フィッシュ・ボール入り。
ラーメンの麺。豆腐、トマト入り。
そして、おそらく蕎麦の麺。酸味のあるスープ。
ポークの内臓の蒸し物。
これらを、二種類のチリを加えて、二人で食べ始める。
まさに、マレーシアの屋台の味であり、庶民の味である。


義父の会社は、ファイナンシャルということで、仕事を続けていたが、中身は保険が中心なので、閉鎖の指示がきたようだ。来週からは、休まねばならぬ。


マレーシアの人々が、国内で、夏以外の季節を味わうには、高い場所に行くほか無い。
そこで、多くの人が、高地コンドミニアムを持つことになる。高層アパートの一室のようなもの。それが、日本では、とても考えられないほど、低額で、取得したり、借りたり出来る。しかも、ジム、プール、遊具、公園、ガードマン付きである。


義父は、その家に行こうとしたが、州から出ることが禁じられているので、叶わない。困ったものだ、という表情である。


この朝食を、昼も二人で食べ、平らげた。マレーシアの麺は、のびないものが多いようだ。


途中で、息子Jが、また、コーヒーを煎れてくれる。

午後
娘夫婦が、明日のバーベキュー用の、を買い出しに出かけた。


30分ほど、孫と留守番

この、ぶら下がっている人形で、遊べるようになってきた。指でつかむ動作を、飽きずに続けている。真剣である…ちょうど、首も座りつつある。
これまで、全部の指を口に入れて、「オエッ」となっていたが、一本ずつ、くわえられるようになってきた。乳児の発達は、日進月歩である。面白い。

夕食

義父リクエストで、義母カレーを作った。
「フィッシュ・ヘッド・カレー」シンガポールの名物とされたりするが、そもそもマレーシアのお土産の定番でもあり、人気のある料理店が、レトルト販売している。それである。
インド料理と、中国料理の合わさったもの。

大きな魚の頭を油通して、ルー煮込む。これは、旨い。
硬い骨を取り除きながら、食べる。
義父が、一番旨いとされる、頬肉目玉を、取り分けてくれる。
酸味は、健康フルーツの、タマリンドであろう。

これは、テイクアウト


食堂に行くと、ライスは半ライスにする義父母たちが、ここ数日、日本の米を食べ、そのおいしさが分かったようである。

娘に、米をたくさん炊くように、指示があったとのこと。そして、おかわりしている。


おちついて、家庭で食べるのも、良いものである。

つらつら、考える…

日本の政治情勢、経済状況、グローバル化、オリンピック、新型コロナ、…

様々な問題が、同時に起こり、日本だけではなく、世界が危機的状況を呈している…


どうも、これら諸課題のベースにあるものは、実は、共通しているのではないだろうか…


それが、大げさになるかもしれないが、地球や、人類の、あたらしい、いや、あるべき姿・価値観を、暗示してくれている、そんな気がしてならないのだが…